三相交流の発生平行磁界中に同一巻き數のコイル3組を互いに等間隔（１２０°）で配置して回転させると、各コイルに大きさが等しく、１２０°（（２／３）π）の位相差がある正弦波の起電力が発生する。（三相交流の発生）
（単相交流が３組発生する）(
正弦波交流參照）
対稱(chēng)三相交流下記のような三相交流を”対稱(chēng)三相交流”と呼ぶ。
三相の起電力が等しい
三相の周波數が等しい
位相差が三相全て（２／３）πの関係にある。
結果、三相の起電力（瞬時(shí)値）のベクトルの和が”０”になる
一般的に三相交流といえば対稱(chēng)三相交流の事を指す。
平衡三相回路各相の負荷が等しい場(chǎng)合、平衡負荷という。
電源が対稱(chēng)三相交流で、負荷側が平衡負荷の回路を平衡三相回路という。
三相交流の相順起電力の発生する順に、
１相、２相、３相
または
ａ相、ｂ相、ｃ相
と稱(chēng)する（Ｒ相、Ｓ相、Ｔ相という言い方もあった）電流?電圧の位相関係は、
５．交流回路（４）位相參照
三相交流の式起電力（瞬時(shí)値）
ｅa＝√２E?sin（ωｔ）
ｅb＝√２E?sin（ωｔ－（２／３）π）
ｅc＝√２E?sin（ωｔ－（４／３）π）
Ｙ－Ｙ結線(xiàn)Ｙ－Ｙ結線(xiàn)
線(xiàn)間電圧＝√３×相電圧
線(xiàn)間電流＝相電流
Y-Y結線(xiàn)では、送電流は線(xiàn)電流と同じであるが、線(xiàn)電圧は相電圧の√３倍となる。
Y-Y結線(xiàn) 電流と電圧の関係
三相交流の計算では、単相に分解して、単相交流同様に計算を行う。
平衡三相交流とすれば、各相の電圧、電流の位相差は同じであるので、位相差をθとすると、
相電流Ia＝相電圧Ea／インピーダンスZa
瞬時(shí)値Ia’＝（√２?Ea／Za）sin（ωt-θ)
（線(xiàn)間電流＝相電流）
θ＝tan－１（X／R）インピーダンスの計算,位相θは、
５．交流回路（４）位相參照
Δ－Δ結線(xiàn)Δ－Δ結線(xiàn)
線(xiàn)間電圧＝相電圧
線(xiàn)間電流＝√３×相電流
Δ-Δ結線(xiàn) 電流と電圧の関係
三相交流の計算では、単相に分解して、単相交流同様に計算を行う。
平衡三相交流とすれば、各相の電圧、電流の位相差は同じであるので、位相差をθとすると、
相電流I1＝相電圧Ea／インピーダンスZa
瞬時(shí)値I1’＝（√２?Ea／Za）sin（ωt-θ)
θ＝tan－１（X／R）
インピーダンスの計算、位相θは、
５．交流回路（４）位相參照
V－Δ結線(xiàn)Ｖ結線(xiàn)
線(xiàn)間電圧＝相電圧
（対稱(chēng)三相交流）
Ｖ結線(xiàn)変圧器の利用率
接続可能負荷容量／変圧器2臺分の容量
＝（√３）／２＝８６．６％
同一電源の場(chǎng)合のΔ結線(xiàn)に対するＶ結線(xiàn)の容量
＝１／（√３）＝５７．７％
V-Δ結線(xiàn)の線(xiàn)間電流
V-Δ結線(xiàn)では、相電圧＝線(xiàn)間電圧（但し、電源の無(wú)い相は他の相電圧の和の逆となる。）
電源側から見(jiàn)ると、相電流＝線(xiàn)間電流となり、負荷側の相電流が電源側相電流（線(xiàn)間電流）の１／√３倍となる。インピーダンスの計算、位相θは、
５．交流回路（４）位相參照
Δ－Y変換
（平衡負荷）負荷がΔ結線(xiàn)の時(shí)、等価のＹ結線(xiàn)に置き換えて計算を行う。
、
インピーダン変換の式は下記となる。
Δ－Ｙ変換
（不平衡負荷）負荷がＹ結線(xiàn)の時(shí)、等価のΔ結線(xiàn)に置き換えて計算を行う
インピーダンス変換の式は下記となる
線(xiàn)間電流
不平衡三相負荷
中性線(xiàn)有り
（電源は対稱(chēng)三相交流）各相を単相として扱う。
負荷が不平衡であるため、I0は”０”にならない。
線(xiàn)間電流
不平衡三相負荷
中性線(xiàn)無(wú)し
（電源は対稱(chēng)三相交流）
単相交流電力皮相電力
S［ＶＡ］=VI
有効電力
P［Ｗ］=VIcosθ
θ：電圧に対する電流の位相差
無(wú)効電力
Ｑ［var］＝VIsinθ
力率
力率＝cosθ
瞬時(shí)電力
ｐ=２VIsin（ωｔ）?sin（ωｔ-θ）
三相交流電力皮相電力
Ｓ［VA］＝√３?VｌIｌ
皮相電力＝√３×線(xiàn)間電圧×線(xiàn)間電流
三相電力（有効電力）
P=３VpIpcosθ
三相電力＝３×相電圧×相電流×力率
有効電力
P[W]=√３?VｌIｌcosθ
有効電力＝√３×線(xiàn)間電圧×線(xiàn)間電流×力率＝皮相電力×力率
無(wú)効電力
Q[Ver]＝√３?VｌIｌsinθ
無(wú)効電力＝√３×線(xiàn)間電圧×線(xiàn)間電流×無(wú)効率＝皮相電力×無(wú)効率
単相電力計2臺での有効三相電力計測平衡三相負荷の有効三相電力は、単相電力計2臺で計測することが可能。（ベクトル計算は左図參照）
三相電力P=P1+P2
Ｐ１＝Ｖａｃ×ｉａ＝（Ｖａ－Ｖｃ）ｉａ
Ｐ２＝Ｖｂｃ×ｉｂ＝（Ｖｂ－Ｖｃ）ｉａ
Ｐ１＋Ｐ２＝（Va－Vc)ｉａ＋（Ｖｂ－Ｖｃ）ｉｂ
＝Ｖａｉａ－Ｖｃｉａ＋Ｖｂｉｂ－ｖｃｉｂ
＝Ｖａｉａ＋Ｖｂｉｂ－Ｖｃ（ｉａ＋ｉｂ）
＝Ｖａｉａ＋Ｖｂｉｂ＋Ｖｃｉｃ
ｉｃ＝－（ｉａ＋ｉｂ）
P1,P2：単相電力計の測定値
θがπ／３を超えると、P=P1-P2
P1,P2の値は単獨では意味を持たない電圧?電流の位相関係は、
５．交流回路（４）位相參照
単相電力計による三相無(wú)効電力の測定平衡三相負荷の無(wú)効電力は、単相電力計１臺で計測する事が可能。（ベクトル計算は左図參照）
P1(Ver)=VabIc?cos((π／2)-θ)
＝VabIc?sinθ
Pa＝(1/√3)VabIc?sinθ
三相無(wú)効電力
P(Ver)=３×Pa＝√３?P1
三相4線(xiàn)式
（中性線(xiàn)付Ｙ結線(xiàn)）三相四線(xiàn)式には、中性線(xiàn)付きＹ結線(xiàn)を示す場(chǎng)合と、三相三線(xiàn)式＋単相三線(xiàn)式の組みあわせを示す場(chǎng)合（下記參照）ある。
三相が平衡負荷の場(chǎng)合、中性線(xiàn)の電流は”０”になるが、不平衡負荷、或いは一相欠相（事故等）の場(chǎng)合、中性線(xiàn)に電流が流れる事になるで注意が必要。
三相四線(xiàn)式
（単相三線(xiàn)式との組合せ）２００V（低圧）配電用変圧器２次側で、
三相（Δ結線(xiàn)?Ｖ結線(xiàn)）と単相三線(xiàn)式が組み合わされたもの。
１相の中性線(xiàn)を接地した上で引出し、単相AC100V?単相AC200V両方で利用可能とする。
2分割したAC１００Vの負荷バランスを考慮する。
中性線(xiàn)が開(kāi)放すると、（負荷バランスによっては）１００V定格の負荷に定格以上の電圧が加わり、負荷の機器を破壊（過(guò)電圧）する可能性がある。
そのため、中性線(xiàn)欠相保護付きブレーカーを採用し、過(guò)負荷時(shí)に中性線(xiàn)の欠落（開(kāi)放）を防ぐ。
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